今や日常の一部となりつつある”推し活”ブームの波紋は、意外な領域にも影響をもたらしているようだ。
自衛隊兵庫地方協力本部は、自衛隊に推しがいる13〜32歳とその保護者を対象に、『推し活プロジェクト』、 略して『推しぷろ』を行っていくという。
全てのイベントへの参加が確約される訳ではないが、『推しぷろ』に参加すれば推しイベントの優先案内が得られるそう。
自衛隊兵庫地方協力本部が始めた『推しぷろ』だが、自衛隊も推し活に注目した広報は、恐らくこれが初めてのこと。自衛隊×推し活という縁のなさそうに思えた掛け合わせには、目新しさがある。
この試みが上手くいけば、自衛隊に親しみを覚える層や、これを期に関心を持ってくれる層も増えそうだ。
具体的には、「プロの演奏者に楽器を教わりセッションしたい」「レンジャーと筋トレをしてみたい」「戦闘機が好き」、「サバゲーが好き」などの想いを抱える人たちの推し事を応援するような企画を行っていくという。
応募条件である”自衛隊推し”の中には、自衛隊兵庫地方協力本部のマスコットキャラクター「ひょうちん」も含まれるので、ゆるキャラ推しの人々にも嬉しい企画だ。
所属:自衛隊兵庫地方協力本部
《プロフィール》
名前 ひょうちん
誕生日 5月11日
年齢・性別 不詳
出身地 兵庫県神戸市
《キャラクター説明》
自衛隊兵庫地方協力本部の『兵』を基調とした明るく、かわいいキャラクター。
緑と青と水色はそれぞれ「陸・海・空」を表し、兵庫県の県花「のじぎく」と体の色は兵庫県の豊かな自然をイメージして作成されました。(ゆるキャラグランプリ 公式サイトより抜粋)
日頃、私たち一般人と自衛隊の接点は少ないといえる。特に、若者ともなれば、自衛隊との繋がりはさらに希薄だろう。
”推し活”というキャッチーな単語を全面に出すことで、自衛隊に興味を持ってくれる人、ひいては近い未来、自衛隊の一員として活躍してくれる可能性のある若者に対し、『存在をアピールしたい』という意図も、今回の施策にはあるはずだ。
当たり前に日常生活を送っている私たちにとって、どこか遠い存在のように思える自衛隊だが、今回の施策はそれを少しでも身近に感じられるきっかけとなるような良いプロジェクトではないだろうか。
『推しぷろ』は現在第2募集期間中で、2025年3月31日まで応募が可能だ。
興味のある方は下記HPの応募フォームより、ぜひ応募してみて欲しい。
■参考サイト
自衛隊兵庫地方協力本部 『推しぷろ』HP https://www.mod.go.jp/pco/hyogo/want/R5oshipro.html
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